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【小鹿田焼とは】
小鹿田焼は大分県日田市から車で30分ほどの山中の小さな集落で焼かれています。
小鹿田焼の開窯は、福岡県朝倉郡小石原村にある小石原焼の技法が伝わり、江戸中期の宝永2年(1705年)当時に日田郡大鶴村にいた黒木十兵衛が、小石原焼の陶工 柳瀬三右衛門らを招いて開窯したのが小鹿田焼のはじまりといわれています。
現在は10軒の窯元があり、開窯当時以来から、小鹿田焼は一子相伝という形態を守り、技術や伝統を守りつづけています。
小鹿田焼の原土(陶土)は、すべて集落周辺の山から
の自給です。釉薬の原料である灰も自然の植物灰にこ
だわり地元のものを自家生産しています。
作業工程は機械を使わず手仕事のみで行っています。
そのため轆轤の上に乗せられるところにくるまでには
約2ヶ月かかり、一つ一つ丁寧に作業をするため、一
つ一つ形が違うため、一点物の商品としての価値も小
鹿田焼きならではと言えます。
小鹿田焼の主な技法は打ち刷毛目、飛び鉋、指描き、櫛描き、打ち掛け、流し掛けなどがあり、中でも小鹿田焼で特徴的な技法「飛び鉋」は足にて蹴轆轤を回しながら、生乾きの化粧土に鉄の小さな鉋の先が引っ掛かるようにして削り目をつける技法です。
一定の間隔を保ちながら削り目をつけるには精錬された技術が必要と言えます。
小鹿田皿山では開窯以来今日まで、地元の薪による焼成が行われています。小鹿田焼は昭和初期までは窯元全戸が共同窯を使用しておりましたが、現在では10軒の窯元の内、5軒が共同窯、残りの5軒が個人窯を使用しています。共同の登窯は八袋(焼成室)の構造から成っていて、最下部の焚口から順次焚き上げていきます。
伝統を守りつづけている小鹿田焼は、平成7年に国
の重要無形文化財に指定を受けました。
平成8年には「残したい日本の音風景百選」にも認
定されました。
テレビ東京の「和風総本家」でも竈焚きのから完成
までの映像が取り上げられ、注目を集めています。
今も昔も変わることなく静かな山中で川と唐臼の音
が響くなか、一子相伝で小鹿田焼の技術や伝統を守
りつづけています。
【ご注意】
小鹿田焼は熱に敏感なため、レンジ等での直熱、直燗はお避けください。
小鹿田焼はひとつひとつ全て手作りのため、模様・大きさ・色が異なる場合がございます。
小鹿田焼職人の伝統の技と登り窯で焼成される独特の味としてご理解いただける方にご利用いきたい商品です。
※こちらの商品は佐川急便での発送となります。